【海外留学】全国の日本人高校生に告ぐ、マレーシア留学のすすめ

アジア

皆さんこんにちは伊勢大輔です。今回は私が今生活しているマレーシアについて。昨今グローバル化の中で、海外留学をする学生は多くなっているものの、大半は交換留学などの半年ないしは、一年といった短い期間の留学です。ただ皆さんはそれ以外にもともと海外の大学へ進学するということを考えたことはありますか。難しそう、お金がかかりそうなど不安がたくさんですよね。ただこれが意外と簡単なんです。くわしい申請の仕方など含め、皆さんや親御さん、先生方に向けて進路の一つとして知っていただくためにこの記事を書きます。以前日本とマレーシアの関係についても書きましたのでそちらもぜひご覧ください。

自己紹介

まずは私の自己紹介しをします。私は現在マレーシアにあるノッティンガム大学の国際関係学部の一年生、伊勢大輔と申します。ここまでコロナの影響などを受けながらなかなか渡航がかないませんでしたが、今学期から渡航することができマレーシアで生活しています。

ノッティンガム大学 マレーシア校 

なぜマレーシアに?

 まずはこの疑問があると思います。私は高校生の時ニュージーランドという国で一年間留学をしていたことがあり、基礎的な英語力はあったので、海外の大学に進学することを考えていましたが、アメリカやイギリスを見ると、とても費用が高額でさすがに手が出ませんでした。例えばアメリカ四年間で最低でも2000万程度かかります。そんな時選択肢としてアジアの国に留学するということが浮かびました。むしろアジアの国に留学することは人と差別化を図る上でも上手な部分がありますし、なにより日本から距離的にも文化的にも近いので、安心して生活ができます。そして私はいろいろあって戦時中の日本統治に関する勉強をしたいと考えていたのでなおさらもってこいでした。

数あるアジアの国々の中で私はマレーシアを選びました。マレーシアは実際日本人にとって大変マイナーな留学先です。ただ、生活レベルは東南アジアでも有数にもかかわらず、物価はまだまだ安く、日本人にとってとても住みやすい国なんです。そしてこのマレーシアを含むASEAN諸国は今後どんどん力を伸ばし、世界のトップになっていく国々です。そんな成長の中にある国でその国の人々と知り合って、何かを学ぶことは素晴らしいことであると思いませんか。そして一番大きなことはマレーシアは元英国の植民地なので、英語がどこでも使えます。ここは留学先として選ぶ際に大変重要な点であると思います。こういった点から私はマレーシアを進路に選びました。

生活してみて実際どうか?

生活してみて実際とても住みやすいです。どういったところがいいか何点か上げたいと思います。

なんといってもGLAB

この国に来て一番驚いたのが、GRABです。これは配車サービスで日本でもUberなどがありますが、正直あまり普及していませんよね。ただマレーシアはでは大変重要な足になります。私も日々GRABを利用しています。一見タクシーのようですが値段はタクシーと雲泥の差です。とても便利です。またGRABはUber eats のようなこともやっていてたくさんのお店からデリバリーしてもらうこともできます。

日系の企業達

マレーシアには日系の企業がとても多いです。例えばイオンはマレーシアに無数に存在しますし、最近ららぽーとができたり、クアラルンプール中心にあるパビリオンモールには銀だこがあったり、その近くには伊勢丹、ドン・キホーテ。街を歩けばファミリーマートがあるといった具合に、たまにここはどこの国かと錯覚することがあるくらいです。これだけあると非常に安心してマレーシアで生活できますよね。

多民族国家

マレーシアには大きく分けて三つの人種が存在しています。マレー系、インド系、中華系です。こういったことから街には多くの文化が共存しています。

食事、風景、建物、宗教、言語 一つの国にいるはずがたくさんの国にいるみたいな感覚になる。それもマレーシアのいいところです。 マレーシアにいれば、マレー系の文化、イスラーム文化、ヒンドゥー今日の文化や、仏教の文化、中国文化、また中国語なんかにも触れる機会が多く勉強するきっかけになるかもしれません。

日本は単一民族国家でなかなかこういった経験はできませんが、マレーシアに行って多くの文化を経験することは大きな財産になると思います。

学校について

先ほど書いたように私の学校はノッティンガム大学マレーシア校です。この大学はもともと英国の大学で、その分校がマレーシアと中国にありそのうちの一校ということになります。教育カリキュラムはそのままに学費は本国の3分の1程度になっています。英国の大学は通常3年間なのです。これは英国の教育システムが13年ということからです。日本は12年ですよね。なので一年間ファンデーションコースというコースを受ける必要があります。よって結果順調に卒業すれば4年間になるということです。今回はこのファンデーションコースへの申請の流れを説明します

Triangle
Embark on a prestigious academic journey at UK University in Malaysia. Immerse in high-quality Briti...

英語資格

 海外の大学は入るのは簡単で出るのが難しいと聞いたことがあるかと思いますが、実際入るのは簡単で、出るのも日本と変わりません。ただ勉強量は海外のほうが多いとは思います。ただ入るのもそこまで簡単ではないのです。これはもちろん学校によって異なりますが、私の学校の場合IELTSという英国の英語試験でオーバーオール6.0という資格をまず取らなくてはなりませんでした。IELTSはリーディングリスニングに加え、スピーキングライティングなど、かなり包括的な試験内容で難易度も高いです。ここで6.0という結果を出すにはなかなかの努力が必要です。ただこれ以外に必要なものは学校の成績だけなので、学校での勉強と、英語の勉強のみ行えば実質大丈夫ということです。私の学校の場合は評定平均が4.5以上であれば大丈夫でした。最低ラインはIELTS6.0と学校の成績が4.5以上。これだけです。

IELTS 公式サイト|公益財団法人 日本英語検定協会
IELTS(アイエルツ)の公式テストセンターのウェブサイトです。安心と実績の日本英語検定協会が運営する公式IELTS(アイエルツ)は、アメリカ・イギリスを含む世界中の機関が認定する海外留学や海外移住に...

大学への申請

 これもそこまで難しいものではありません。大学のHPから申請を進め、マレーシアのスタッフと連絡を取り合いながら進めます。ただ面倒という場合はエージェントなどに委託してもいいかもしれません。次のビザ申請に関しても面倒くさいので私はエージェントに委託しました。

ビザの申請

 ビザに関しては必要書類を提出し、待つのみというところです。これもエージェントに委託しましょう。

私がお世話になっているのはマレーシア留学ネットさんです。

マレーシア留学ネット|マレーシア専門の留学エージェント
マレーシア留学ネットは、マレーシア留学する事をゴールとするのではなく『就職につながる留学』をキーワードに語学留学、中学留学、高校留学、大学進学、大学編入、大学院進学までをサポートするマレーシア専門の留...

学校の授業に関して

 授業は一ターム(秋9月から1月、春2月から5月)ごとに5づつくらいです。私は今学期、EU、政治学、世界構造、アントレプレナーシップと中国語の授業をとっています。

授業は面白いですが、ただリーディングの量は半端じゃないです。授業は大体二つに分かれています。講義とセミナーです。講義は聞くだけですが、セミナーは先生に意見を言ったり、生徒同士でディスカッションをしたりします。日本人はなかなかこういった授業に慣れていませんが、読み物をしっかり理解して自分の意見を用意していけば何ら問題ないので気にすることはないです。私の学校には留学生も多く、特に政治に関する中国の学生の意見などはとても興味深く勉強になることが多くあります。

 気になることはテストのことだと思いますが、大体の授業はエッセイで評価が決まります。これは授業によりますが、文系科目かつ僕のような政治学生の場合100パーセント中20パーセントがプレゼン、30パーセントがエッセイで50パーセントがテスト。といった感じです。テストは決められた時間に1000ワード程度で授業で習ったことを踏まえながら自分の意見を書くという形式が多いです。これは先生によっても、教科によっても様々ですが大体こんな感じです。

アジアを盛り上げよう

皆さんの選択肢は日本だけでもアメリカだけでもありません。本当に無数の選択肢があることを忘れないでください。留学はお金が高いからとか、遠いからとかそういった理由であきらめるならぜひマレーシアを選んでください! 日本人にとっては一番近くで一番多くのことを学べると信じています。またこのマレーシアから海外に留学することもできます。うちの学校であればイギリスに本校があるのでイギリスに追加料金なしで一年間行けるのです。ほかの学校ではダブルディグリープログラムで、マレーシア、欧米の二つの学位がとれるというプログラムもやっていたりします。可能性は無限大です。ぜひ皆さんの進路を見直すきっかけになればと思い今回この記事を書きました。

ただ海外に行く際、日本の歴史や文化を知らないことは恥です。ぜひ日本の歴史や文化を学んでから日本代表として胸をはって留学してください。

ニッポテンシャル | 東アジアを知ることで日本を理解する

今回はこの辺で!

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