【中国・伝説】亀に頼んでもなかなか水は引きません。中国の洪水伝説についてわかりやすく解説!

中国史・神話

この記事では、中国の洪水に関する伝説を解説しています。世界の大体の神話には洪水の神話があります。例えば旧約聖書ではノアの箱舟をのこして、文明はすべて滅亡し人間が再び振り出しからスタートした話などです。このような記述は多くの神話に見られます。こんな洪水神話の中国版。ぜひご一読を!

洪水

昔中国で大きな洪水が起こり、国民の多くが苦しんでいました。そこで天帝は会議を開き洪水をどうやって解決しようかと話し合いました。そこで非常にいい案を持ってきた、こんさんに任せることにしました。

鯀の計画

彼は洪水をなくすために、水を減らすことを考え努力しましたが、ほかの人の言うことを聞かず、自己中心的にものを進める性格だったので、何年たっても洪水の問題は解決されませんでした。その後も人の言うことは聞きませんでしたが、鳶や亀のいうことは聞いて、どうにか水を減らそうと努力を重ねますが、如何にもこうにも解決ることができませんでした。

それを見るに見かねた当時の帝堯は、 鯀が命令を守れなかったことに対し罰を与えました。その罰は羽山への流刑でした。 鯀はその場で数年間生活していましたが、それでも罪が晴れず、生きている意味がないと感じ、黄能に姿を変え、羽淵に沈んでしまったといわれています。その後魚になって、海を泳ぎまわっていたそうな。それを見た地域住民は、災いの兆しであると思い鯀を羽山の廟で祀りました。

鯀の息子「禹」

舜帝は、鯀が成し遂げることができなかった洪水の問題を鯀の息子である禹に任せることにしました。彼は父とは違い非常に効率的に洪水の問題を解決させました。その間には、竜がやってきて背中に乗せて運んでくれたり、自らがクマになって山を切り開いたとも伝えられます。

その後禹は帝となりました。

まとめ

今回は中国の洪水伝説についてお話ししました。

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