この記事では、中国の土地がどのようにできたのかに関する神話の伝説を解説しています。日本ではイザナギ・イザナミが産んだ国生みが国道創造神話となっていますが、中国ではたったひとりの巨人からあの広大な土地が生まれたとされています。地理的にこれだけ近い日中ですが、これほどに違う神話が生まれることはとてもおもしろいことですね。
天地の創生
最初は天と地がくっついていて、まるで卵のようにふわふわとしていましたが、卵の白身の部分は天となり、黄身の部分は地となり、天と地の間に盤古という巨人を産んだ。
盤古はもちろん生まれてからすくすくと育っていきましたが、天と地も例外ではありません。どちらも一日に約３ｍずつ成長しました。盤古も同じく一日に３ｍ成長しました。皆が成長を続け１万８０００年たったある日盤古は４５０００kmにも達しました。
そして盤古が死ぬときその屍がいろいろなものに変化した。例えば、息は風となり、声は雷となり、左の目は太陽、右の目は月となり、手足と体は山々に、血液は川に、肉は土になり、髪の毛やひげは銀河の星となり、その他の毛は草や木になった。歯や骨は金属や石になり、汗は雨になりました。
中国には多くの神話に同じような記載がありますが、一説では、盤古の頭が東岳、腹が中岳、左肘が南岳、右が北岳となり、足が西岳となったという話もある。
まとめ
大変ユニークで面白い中国神話の世界を初めてお届けしました。次回はこの続きで太陽についてお話をします。 それでは。
コメント