この記事では中国神話における、人間が生まれた流れについてのお話を解説しています。人間の創造に関しては、神話によって異なる点があり、例えばエジプト神話では卵から生まれたとされています。日本ではイザナギとイザナミから生まれてきた神が人間の祖とされますが、中国神話ではどうなのでしょうか。ぜひご一読ください。
人間製造
以前の記事で天地創生についてお話をしました。読まれていない方は以下よりご一読ください。
この記事には人間が出てきません。したがってここではどのように人間が作られたのかをお話ししていきます。
女神のアイデア
天と大地がわかれた世界に、一人の女神がやってきました。女神は名を女媧といいます。彼女は人間が一人もいないのはとても寂しいと思い、人間を作ることにしました。

女媧は試行錯誤しました。「どのように人間を作ればいいのだろうか。石か、木か。いや土がいい」と考え、土に水を混ぜて粘土のようにして人間を作り始めました。しかしこれは彼女にとってとても疲れる作業でした。したがってどうにかして効率的に作る方法を考えました。
そこで女媧は縄を持ってきて、土の中に突っ込みそれを回してそこから出てきた泥がぽたぽたと落ちたものが一つ一つ人間になっていきました。
こうして女媧によって丁寧に作られた人間と、適当に作られた人間が生まれていきました。丁寧に作られた人間は出来が良く、頭が良い人であるが、適当に作られたものは出来が悪く愚か者になってしまったと伝えられています。
まとめ
人間としてはなんとも言えないお話でした。。。笑
次回からも中国の伝説を続けていきますお楽しみに。
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