本日6月23日は沖縄慰霊の日ということで、今回は琉球の建国神話についてお話いたします。
琉球王国とは
現在の沖縄と鹿児島県の一部に存在した国家で、中国への朝貢や、貿易の中継地として栄えました。その長い歴史には多くの王様と伝説が存在し、今現在でも多くが語り継がれ、大切に守っておられる方がいらっしゃいます。そんな伝説の一つ 琉球の建国神話をお話いたします

天界での話
神様の世界に多くの神様がいましたが、その中で一番えらい神様が天帝という方でした。天帝は地上の世界を見ていて神様が治めるべき土地があるのに気づきました。そこでアマミキヨという女神に島を作ってくださいと頼みました。そしてアマミキヨは天界から地上へとやってきたのです。
アマミキヨは日本神話で言うイザナミとイザナギに当たる神様ですが、イザナギ達のように超人的な能力を仕えるわけではなく、土や石を運んで、木を植えてというふうにすべて手作業で島を作っていきました。
そしてアマミキヨの島が完成した後、人間を産みその後地上が栄えていったというお話です。
アマミキヨとは何か
アマミキヨは一節では日本の九州から奄美大島を経て沖縄にやってきたと言われています。その証拠として言われるのが、アマミの部分です。大分県に北海人部、南海人部という地名があるそうですが、これが元ではないかと言われています。そしてここからやってきて、奄美大島で一定期間国造りを行い、その後ニライカナイに一番近い島である、久高島に降臨して、沖縄本島を経営したと言われています。
そしてそのアマミキヨは天帝子となり、彼女の子どもたちがそれぞれの役割を果たしました。
長男 | 王 | その地を治めるリーダー |
次男 | 諸侯 | 王様に仕える政治家 |
三男 | 百姓 | 庶民 |
長女 | 君君 | 王宮での祭祀 |
次女 | 祝祝 | 地方での祭祀 |
そして彼らの子孫が、琉球王国の基礎を作って1万年以上も治めていくことになります。ただしこれは神話上の話で、神代の歴史と呼ばれる部分です。したがって実際にあったことではないと言う説が一般的ですが、神話としてご紹介しました。
まとめ
今回は琉球王国の神話についてお話しました。今後も琉球に関する記事もたくさん書いていこうと思います。
それでは。
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