この記事では朝鮮の王国で初めて全国統一を果たした「新羅」の建国神話についてお話ししています。韓国には多くの朴さんや金さんなどがいらっしゃいますが、その起源がこの新羅にあります。短い記事ですが朴赫居世についてわかりやすくまとめているのでぜひご一読ください!!
昔々
昔朝鮮の南の方、今の韓国の慶州の平野を中心に辰韓六村という村がありました。その村は6つの村が一緒になってできていた村で、皆が平和に暮らしていたそうです。
ある日その村の中の一つである、高墟村の村長の蘇伐公さんが、揚山のほうを見上げると一匹の馬が、林の中で跪いて嘶いていました。村長はこれはふしぎだと思い、その馬の近くに行ってみると、さっきまでいた馬が消えていなくなっていたのです。しかしそこには馬の代わりに卵が転がっていたのです。
「何だこの卵は」と、村長が持ち上げてみると、どこからか赤ん坊の泣き声がしたのです。どこだろうかと探していると、なんと卵の中からであると気づきます。
そしてその卵の殻を破り、そこから赤子が生まれてきたのです。
赫居世の誕生
その赤ん坊は、赫居世と名付けられ、赤ちゃんなのにとても威厳があってとても眩しく村の住人は皆が跪いてしまうほどでした。村長はその赤子を育て、10歳になった頃には立派なおとなになり多くの才能を持ち合わせていました。
特にひらめき力がピカイチで、皆が尊崇し、村のリーダーとなりました。やがて彼は朴という名字を持ち、朴赫居世とし皆に愛されました。
新羅建国
朴赫居世が王位につくと、「新羅」と国を名付け、この国が始まっていったのです。
赫居世ゆかりのスポット
慶州五稜
赫居世の古墳は現在の韓国慶州市の五稜という場所にあるそうです。新羅は他の国と比べ遷都をしておらず、長い間安定した治世であったことが見受けられます。観光客としても慶州のみ訪れれば新羅の歴史を学ぶことができます。
まとめ
今回はとても短かったですが、新羅についてお話しました。この話はほぼ高句麗の王金蛙と同じでした。もしかしたら同じ伝説から来ているのかもしれませんね。 次回からは神話に基づく伝説等々をこれら三国に交えてお話していきます。
それでは。
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